第72回日本体力医学会大会
 大会長 三浦 裕正
 (愛媛大学医学部附属病院長)

 愛媛大学医学部附属病院長の三浦裕正でございます。第72回日本体力医学会を平成29年9月16日(土)~18日(月)の3日間、松山市内の愛媛大学城北キャンパスに隣接しております松山大学キャンパスを主体として開催させて頂きますことを、大変光栄に存じております。

 本学会の伝統を守り、実りあるものとなりますよう、社会共創学部の浅井英典教授に副大会長としてサポートしていただきながら、整形外科教室員および同門が一丸となって、鋭意準備を進めております。

 愛媛国体は「愛顔でつなく愛媛国体」をスローガンとしており、本学会もそれにちなんで「愛顔でつなぐ体力医学 〜いで湯と城と文学の街で再考する〜」とさせていただきました。松山のシンボルのひとつである道後温泉は有馬温泉、白浜温泉と並び日本三大古湯のひとつに数えられており、その存在は日本書紀や風土記などにも記述がみられます。古名をにきたつといい、万葉集にも額田王が「熟田津(にきたつ)に、船(ふな)乗りせむと、月待てば、潮(しほ)もかなひぬ、今は漕(こ)ぎ出(い)でな」と歌っています。斉明天皇らが朝鮮の百済を助けるため伊予のにきたつを経て九州の筑紫に向かったといわれており、その時の状況を謳ったものです。さあ、旅立ちの時が来たぞという強い決意が感じられる歌であります。

 道後温泉本館は愛媛国体終了後の2017年10月頃から耐震改修工事に入る予定で、工期は部分開館で約7~9年という長期間になりますが、皆様のご来松時には何とか利用が可能です。どうか学会の合間には道後を楽しんで頂ければと思います。

 特別講演はFC今治のオーナーの岡田武史氏と、国立スポーツセンター“前”センター長・日本体力医学会理事の川原貴先生にお願いしております。今後、プログラム委員会で主題についてご議論頂くことになろうかと思いますが、整形外科医が大会長をしております関係と、学会最終日が敬老の日と重なっていることもありまして、高齢者の運動器障害であるロコモティブシンドロームに関するセッションを設けさせて頂きたいと計画しています。

 9月の松山はまだ残暑が厳しい時期かもしれませんが、瀬戸内海や宇和海の素晴らしい幸を堪能していただければと存じます。それでは、いで湯と城と文学の町、松山にたくさんの方々のお越しをお待ちしています。